2011年11月23日水曜日

TAC値 新聞広告入稿で

インキの総使用量(TAC値)のメモ。
photoshopのカラー設定で出てくる、ICCプロファイルのTAC値(Total Area Coverage)が分からなかったけど、ADOBEのサイトに出てました。
インキ使用総領域です
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ICCプロファイル
1.Japan Color 2001 Coated

この設定はJapan Color色再現印刷2001に準拠しており、次の印刷条件で日本の標準インキを使用する高品質の色分解を行います。インキ使用総領域350%、ポジ版、コート紙

2.Japan Color 2001 Uncoated

この設定はJapan Color色再現印刷2001に準拠しており、次の印刷条件で日本の標準インキを使用する高品質の色分解を行います。インキ使用総領域310%、ポジ版、上質紙

3.Japan Web Coated(Ad)

この設定は社団法人日本雑誌協会の雑誌広告基準カラーを参考に作成しており、下記の条件で作成されています。インキ使用総領域300%、ポジ版、DDCP出力

4.Japan Color 2002 NewsPaper

この設定は Japan Color 2002 新聞用に準拠しており次の印刷条件で日本の標準インキを使用する高品質の色分解を行います。インキの総使用量 240%、ポジ版、標準新聞紙

2011年11月17日木曜日

プリンタに接続しない

OKIのC5800を使っています。
OKIは、20年くらい前にアサツーにいたときに会社にありました。
マックの出力につかっていたわけですが、モノクロのきれいな出力をしてくれていました。
その頃から信頼しているメーカーなのです。
しかし、TVCMもやってますが、たぶんプリンタのシェアでは、キヤノン、エプソンがレーザー、インクジェットともにシェアが大きいのではと想像してますが、このレーザープリンタで、OKIのLED方式は圧倒的に優れていると思っています。非常にシンプルな構造。トップのカバーを開けると、4色のドラムの間に感光部として、LEDが4本並んでいるのですが、これだけ?って思わせるシンプルさです。
というわけで、気に入ってつかっているし仕事ではとても助けられているのですが、最近、ときどきプリンタにつながらないことが起きていました。
今日は、かみさんの方のマックが接続できず、あれこれやった結果、IPアドレスを固定することで解決しましたが、それのメモを。

問題の原因を突き止めるために、まず、ドライバのアンインストールと、インストールをしました。アンインストールは、OKIのサイトからダウンロードしたドライバを起動させ、簡易インストールするかどうかの画面で、アンインストールを選択すればいいだけです。その後再起動して、ドライバをインストール。そしてまた再起動。システム環境設定で、プリンタとファックスを開き、左の+ボタンでOKIが現れるのを待ちますが出てきません。
そこで、ネットワークの問題かもと思い、OKIのサポートにあった、Pingで調べることに。

以下は、OKIのサイトから。
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【Mac OS Xの場合】
ここでは、説明のための具体例として「192.168.1.18」のIPアドレスを使用しています。
実際は、通信の確認を行いたい、プリンタのIPアドレスに読み替えてください。



1.

MacOSXのインストールされた、システムHDD(Macintosh HD)を開きます。

2.

[アプリケーション]-[ユーティリティ]-[ネットワークユーティリティ]を起動します。

3.

[Ping]タブを選択して、プリンタ本体のIPアドレスを入力します。

4.

pingを『  』回だけ送信する、の数値を入力します。

5.

「Ping」ボタンをクリックします。

 応答に問題がある場合は、接続ができていないことになります。
  次のような表示になります。



 応答に問題がない場合は、次のような表示になります。





すると、上の結果ではなく、
「permission denied」と出てきた。
要は、アクセスを却下、拒否されましたってことで、
これが原因だと分かった。
で、解決方法は分からないので、IPアドレスを、まず他の機器とは当たらないであろう、末尾を250にしたところ、

3 packets transmitted, 3 packets received, 0% packet loss
となって、見事に開通!


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その後、ローカルネットワーク内で、監視をしているセキュリティソフトが、一部のIPアドレスを拒否していることが判明。
特に問題はないし、また何かの問題が出てきたらセキュリティソフトが知らせてくれるので、解除。
以前、時々起こっていたプリンタへのアクセスの問題はこれだったのだ。

2011年11月10日木曜日

データ復旧業者の危険度 1

連載にしようか。。と思ったり。
仕事の合間に書いていきます。

仕事のデータ3年分くらいを全削除してしまった。
間違いに気づき、そんなことはないはず。と思ってみたものの、やはり現実だった。
復旧ソフトのデータレスキュー3や、ファイルサルベージで自分でもできるはずと思ったが、
ここはやはり、自分で手を付けて復旧が不可能になってしまうことも考え、確実に復旧するために業者に依頼することにした。
ネットで探すと、検索の1番目、そして広告バナーにも出ている、銀座にある業者が目についた。
非常に目立つし、サイトも分かりやすく、親切そうな感じだったので、問い合わせた。
だいたいの目安として、今までの同様な案件での実績復旧額を電話で教えてもらった。25万くらいということだった。
う〜ん。高いな。と思いつつ、仕方ないと覚悟を決めて業者に持ち込む。
ビルの3階?くらいだったかな? ガラス張りの受付室。なんだろうなこのコンセプトの分からないインテリアは。と思って待っていると、受付の人が白衣を着て現れた。!? 白衣!? う〜ん。この服装のコンセプトは明確だ〜。そこまでしなくてもと思いつつ。まあいいか。と、案内されて、オフィスの中へ。作業をしている現場をひとつずつ見学。
こういう案内も、コンセプトは明確だね。
お客様のデータを復旧させるべく、きっちりやってます!ってのを伝えたいというのは、しっかり分かった。
で、ハードディスクを預けて調査をしてもらった。2〜3日後だったか、電話がかかってきて、「かなり困難です。」という低い声に、こちらも変な汗が出始めてきた。そして、復旧金額は「55万」です。!? 変な汗が、冷や汗に変わり、動悸もしてきた。こちらはどんなに高くてもこの会社を頼るしかない非常にかわいそうな状況。藁をもすがる状況です。「ちょっ、ちょっと考えさせてください」というと、すかさず「技術から言われているのですが、状況は非常に悪く、時間を置くと復旧率がどんどん下がって行きます。3時間以内にお答えください。」とどんどん追い込まれた。

こんなふうに追い込まれて、仕事で稼いだ大切なお金をそっくり払ってしまったかわいそうな人もたくさんいたと思います。

電話を切り、僕は変な違和感を感じた直感に従って、ネットでこの業者を検索することにした。連絡を約束した時間まであと2時間。たっぷり検索しよう。
検索で出て来た最初の数ページは、この業者のサイトを作っている会社が制作したSEOのためと、悪評を封じ込むためのやらせサイトだった。そんなことはすぐに分かる。
そして、本当の評判が数ページ後に出て来た。

やはり、そうか。

悪い評判がたくさん出て来た。
中には、「決して頼んではいけない!」と強く書いている人もいる。

あ〜、どうして、先に評判を検索しなかったんだろう。と悔やんでももう遅い。
そして、悪い評判を見て行くうちに、2時間前にかいた冷や汗の上に、また変な汗が出始めた。
「あくどい業者は、わざとデータを壊して、高額な復旧費用を請求する」「他の復旧業者で復旧させないようにして、自分たちの主張(重傷の診断)を正当化するために、データを復旧できないように壊す」というのが出て来た。
!? どうしよう。。。
完全に弱いところをつかまれてしまっている。。。
大切なハードディスクは、業者の手の中。。。
どうしたら、安全に取り戻す事ができるのだろうか。。。

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あまりにも高額な見積もり額に驚いて、他のデータ復旧業者に見てもらうからハードディスクを返してくれと、普通なら言ってしまうでしょう。
たぶんそうやって問題なくHDDを取り返した人もいると思います。
しかし、そんなことはやってみないと分からない。
一番怖いのは、この業者が自らの手で、ハードディスクを復旧できないように、さらにデータを壊してしまうことでした。
間違っても、「他で見てもらうから返して」と言ってはいけない。
では、どういう口実をつくれば、安全にハードディスクはかえってくるのか。
ここで取った手は、
(ここからのストーリーはあくまで一人芝居です。)
困った僕は友人に相談した。この友人はコンピューターにはかなり詳しい人間で、相談した答えは、「まず、返してもらってくれ。自分が見るか、知り合いに頼むから」ということだった。僕は「だけど、すぐに取りかからないと復旧できないと言われているから、そんな時間はないよ」すると友人は「いいから返してもらえって。なんで俺の言うことが聞けないんだ!」と強く言われて、やや険悪なムードになってしまった。

というストーリーを復旧業者に話し、友人との関係があまり良くなくなってしまうので、頼むから返してもらえますか?と助けを求めた。
すると、業者はHDDをビニールに梱包し、日付を書いたシールで封をして返してくれた。
「とにかく早く復旧作業を進めさせてください。梱包はシーリングしました。このシールをはがしたことが分かった時点で、当社では復旧をお断りします。」と来た。
どこまであくどいんだ!
やることに手が込んでいる。
「はい分かりました。ありがとうございました」と言って、銀座にあるかなりの大手なこの会社を後にした。
帰宅後、封印をやぶり、自分で復旧する作業に入った。
データは壊されていなかった。良かった。


しかし、おそろしいことに、この会社には大手企業をはじめ、さまざまな公的機関もデータ復旧を依頼している。
会社概要のページにこれだけの実績を載せられると、誰でも惑わされるよね。
おそらく、相手を見てだますかどうかの判断をしているのだと思う。
なぜ、この悪質業者の名前を出さないのかというと、
この業者の悪質性をブログで暴露していた人は、訴訟を起こされたからです。
とんでもなく、恐ろしい。

どんなに焦っていても、すぐにハードディスクを渡してしまわないように、くれぐれも注意を!



ここの会員企業は安全です。
http://www.draj.jp